夏休み 先生たちは何してる?
今年の夏は
2022年度の夏休みも残り1週間ほどとなりました。
今年の夏休みは、新型コロナウイルス感染症の急拡大によって、健康状態が心配な夏季休業となりました。
8日、19日の登校日では、一定数の欠席報告がありましたが、大きく体調を崩した子どもの情報はなく少し安心しているところです。
何とか9月1日の始業式までには、感染状況も少し収まっていればよいのですが…。
夏季休業中の先生の仕事
さて、夏休み中は先生方も授業がなく、少しゆっくりすることができます。
しかし、まったく仕事がないというわけではありません。
子どもたちが毎日登校してくる学期中は、なかなか先生方の研修の機会が取れませんので、長期の休業中に多くの研修が組まれます。
特に新規採用5年目までの先生方は、夏季休業中を利用して普段はできないような研修を行います。
また、島原市では夏季休業中を利用して5歳児健診を行います。
ここにも二小の特別支援教育に関わる先生方が参加して、検診がスムーズに行えるようサポートしています。
大事なのは、一手先を考えた準備
現在2学期に向けて、それぞれの先生方が準備をしているところです。
これが最も大事な仕事です。
なぜならば、学期中は子どもたちの登校から下校まで指導に専念すると勤務時間内で日々の授業の準備をすることは大変困難だからです。
よく準備をして授業に臨まないと、質の高い授業は提供できません。
特に最近では、1人1台端末が「GIGAスクール構想」で各学校に入ってきてから、先生たちの仕事は大変忙しくなっています。
端末の確認と設定は、物理的に多くの時間がかかります。
しかし、これをやっておかないと2学期での端末の活用がスムーズに行えません。
まとめ
私は大学を卒業してすぐ、学校の先生として5年生の学級を受け持ちました。
慣れない仕事、毎日次の日の授業の準備で帰宅時間は、かなり遅かったと記憶しています。
そんな時、銀行とか午後3時には閉まっていいなと思ったものです。
しかし、実は銀行も閉店してからが大変。
その日の収支を1円のずれもなく整理して、次の日の準備をするのです。
1円のずれで、夜中までかかるという話も聞いたことがあります。
どのような仕事でも、計画→準備→実践→評価→…計画というサイクルで質の高い仕事をめざしていくのです。
私たち教師の仕事で最も大変なのは、対人の仕事です。
昔と違って価値観が多様になり、個別の対応に心をすり減らしながらかなりの労力を使います。
その点から言うと夏休みの仕事は少し楽なので、普段休暇も十分とれない先生には、できるだけ長期休業中を利用して休暇を取得するよう勧めています。
2学期の準備と心と体のリフレッシュ。
いよいよ2学期のスタート間近です。
一人一人が輝く実りの2学期を目指して、全職員でがんばっていきます。
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