心の成長こそが、今後の人生を大きく左右する
2023年新しい年が始まり、1年間を締めくくる3学期が始まりました。
今年は「うさぎ年」。
跳ぶ・跳ねるというイメージで、大きく飛躍する(ジャンプ)する1年にしようと始業式で子どもたちに話ました。
三段跳びでいえば、ホップが1学期、ステップが2学期、そしてジャンプが3学期です。
これまで学んできたことを総括し、1年間の成果を確認していきたいと思います。
そして、3学期は締めくくりの学期でもありますので、この1年の成果と課題を次の学年にしっかりつないでいくことも大切です。
心の成長こそが、今後の人生を大きく左右します。
「強く・正しく・美しく」をキーワードによりよいものを積み重ねる3学期であればと思います。
節目の3学期…節と言えば「竹」
竹は節目では伸びが遅くなります。
それは節を作っているからです。
節が出来上がるとすくすくと伸びていきます。
日本のように四季がはっきりしているところでは、春から夏にかけてはよく成長し、秋から冬にかけては成長が遅いように、成長が一様ではないから起きる現象です。
私たちは、成長が著しいところに目がいきがちですが、実は成長が止まっているように見えたり、ゆっくりしているように見えてもその時期が節目を作る重要な役割を果たしているのです。
こうやってできた節目や木目は美しさと同時に強度にも影響を与えます。
人の生き方や人生にも例えられる所以です。
スイッチをオンにするあいさつ
学校では、授業の最初と終わりに「あいさつ」をします。
校長室にいるといつも上から横から子どもたちの元気なあいさつが聞こえてきます。
始まり…(当番)今から〇〇の学習を始めます。(全員)よろしくお願いします。
終わり…(当番)これで〇〇の学習を終わります。(全員)ありがとうございました。
これが毎日セットで5、6回。年間にすると2000回以上あいさつすることになります。
また、朝、職員室に出向いて「先生方おはようございます」というあいさつも4月からずっと続けています。
これらは、言わば「スイッチをオン」にするあいさつです。
礼儀とともに、これから頑張るぞと気持ちの切り替え、これから成すべきことのパフォーマンスを向上させるあいさつです。
スポーツの場面でも行いますし、大人になって仕事を始めたら、プライベートから仕事へとスイッチのオンオフは必須です。
この「スイッチオン」のあいさつは、主に学校でしか指導できない「あいさつ」だと考えていますので、毎日徹底して鍛えています。
一方、日常的に知り合いに対して行うあいさつ(オフの時のあいさつ)も学校で指導していますが、全ての場面で学校が見取るのは不可能です。
また、これができないことの責任を学校だけが問われるものでもありません。
学校を含めた大人、家庭や地域の皆が当事者です。
がんばっていきましょう。
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