緊急時のシミュレーション「児童の熱中症による意識混濁」

校長室から

緊急時のシミュレーション

9月22日(木)、緊急時のシミュレーションとして、二小の先生方で実技研修を行いました。

アレルギー疾患や大きなけが、熱中症などの緊急時に適切な対応をするためには、日頃から準備と緊急時に適切に行動できるようにするための訓練が必要です。

毎年、4月には学校の危機管理として、あらゆる事件・事故を想定して対応等を話し合います。

今回は、実際に役割分担をしながらシミュレーションし、その対応の在り方について話し合いを行いました。

事例「熱中症による意識混濁 救急搬送」

1年生児童が昼休みに運動場で鬼ごっこをして遊んでいた。昼休み終了後、5校時目の授業を受ける。5校時目が始まり5分後くらいに頭痛・吐き気があると担任に訴える。その後、ふらついて床に倒れる。意識障害あり(受け答えがおかしい)・けいれん・体が以上に熱い。

事故発生(シミュレーション開始)

児童役の先生がすでに床に倒れ、担任が状況の確認をしています。

その後、近隣の先生をクラスの子どもが呼びに行き、同時に内線を使って職員室へ連絡を行いました。

今回は、意識の混濁がみられることから、即座に救急車の要請を行いました。(通報訓練なし)

現場には、数分後、現場には複数の先生方と管理職、養護教諭が順次到着し、救急車が到着するまでの対応を行いました。

呼吸が弱いこと、血中酸素濃度の値が低くなってきましたので、校長がAEDを持ってくるよう職員に指示を出しました。

AEDよりも先に、救急隊員が到着しましたので、措置を交代しました。

そして、児童は搬送。

 

・・・という流れでした。

 

振り返り

今回実施してみて、やはり頭の中で考えているものと実際の動きには少し差があるように感じました。

それぞれ役割分担があったのですが、動きに重なりや抜けがあったように思います。

シミュレーションではありましたが、真剣な空気の中でしたので先生方もかなり緊張していました。

重苦しい空気の中、先生方から発せられる言葉も自然と少なくなりましたので、情報がうまく共有できていない部分があったようです。

常に行動を言葉で発しながら、すでにできていること、まだやっていないことなどを全員で共有する必要があると感じました。

これが本番ならば、もっとプレッシャーがあると思われますので、しっかり情報確認しながら対応していきたいと思います。

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