日本人の美徳 立つ鳥跡を濁さず
霊丘地区クリーン作戦
11月27日(日)は早朝より霊丘地区クリーン作戦が行われ、小学生からお年寄りまで多くの人が参加してゴミ拾い活動を行いました。
冒頭、草野会長さんが「霊丘地区はもともと綺麗な街ですが…」とあいさつをされました。
私も環境問題が取りざたされるこのご時勢にポイ捨てはないでしょうと思っていました。
ところが、みんなで活動すると意外にゴミが集まったのにはビックリしました。
(タバコの吸い殻が多かったので、捨てているのは大人?)
実際に参加してみるといろいろな気づきがあるものです。
普段であれば、家でゆっくりしているであろう日曜日の早朝に行われた地域行事でしたが、参加したご家庭には有意義な学びがあったと思います。
特に小学生のうちは、家庭を中心として学校で学び、地域に飛び出していくことで、様々なことを感じ考える素地が育ちます。
心の成長こそが、今後の人生を大きく左右します。
一緒に活動していただいた保護者の方々のご協力にも感謝です。
サッカーワールドカップで
2022年12月、サッカーのワールドカップカタール大会が終了しました。
日本代表は、死の組と言われるグループリーグを劇的な勝利の連続で首位通過しました。
決勝トーナメント初戦は惜しくもPK負け。
残念な結果に終わりましたが、本当によく頑張ったと思います。
さて、今回も話題になったのは、日本人サポーターたちがゴミ拾いをしている様子で、世界中から賞賛されました。
この活動は日本がワールドカップに初出場した1998年フランス大会から行われているそうですが、「立つ鳥跡を濁さず」を美徳とする日本人らしい行動であるといえます。
自分が出したゴミは自分で始末する、自分が出したゴミでなくても気づいたら拾うことができる。
このことがかっこいいことなんだとテレビで見ながら、サッカーの試合とは別に、何だか日本を誇らしく感じました。
自分の生き方を自己決定していく
・地球環境を守るためにゴミを適切に処理する。
・周りの人が気持ちよく過ごすためにもゴミを散らさない。
・自分が出したゴミは自分が処理する。
・美的感覚を持ち、汚いものはきれいにする。
以上のことができる人は、人間として成熟しており、かっこいい人です。
だからこそ、いつでもどこでも、人が見ていようと見ていまいとかっこいいことを自分の意志で決定し、行動していくのです。
「かっこいい人をめざすのか、かっこ悪い人をめざすのか?」
自問自答していきたいですね。
Topics 持続可能な未来へ ~循環型の社会とは?~
1992年、環境と開発に関する(地球サミット)に集まった世界の指導者たちを前に、12歳の少女、セヴァン・スズキさんは次のように語りかけました。
「(前略)あなたがた大人は、オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか知らないでしょう。死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって緑の森をよみがえらせるのか知らないでしょう。
だから、大人のみなさん、どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください。(後略)」
スピーチ後、各国の指導者たちは、スタンディングオベーションでスズキさんのスピーチをたたえました。このことは、「伝説のスピーチ」として現在でも語り継がれています。
人は生きることで、少なからず地球環境にダメージを与えています。地球自身が持つ回復力と人間の理性によりバランスがとれ、半永久的に私たちは生き抜くことができています。
ゴミ問題も同じで、リサイクルできるものはリサイクルする、自然に還らないものを捨てないということを行わなければ、やがて地球は壊れてしまうのです。
年末は、家庭で大掃除をする機会もあるかと思います。
ご家族でも、ごみ問題・環境問題もぜひ話題にしながら、具体的な行動につなげていただければと思います。
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