あいさつは何のためにするの?
みんなでマナーアップ ~大人も一緒に考えよう~ について
みなさん、こんにちは。
第二小学校、校長の長岡亨輔(ながおか きょうすけ)です。
令和4年度も2学期後半に入り、各学年・学級では次年度につながるような大切な学習がなされているところです。
さて、2学期からは、子どもたちに様々な課題を解決するのは、全て自分の心の問題と投げかけ、自分の心を見つめるためにも「強く 正しく 美しく」というキーワードを提示しました。
その中の「美しく」では、言葉づかいやふるまいなど、二小っ子の品格を高めていくことをめざしています。
子どもは、大人の背中を見て育ちます。
私たち、大人もマナーについて考えるきっかけがあってもよいのでは、と考えてました。
第二小学校のマナーアップの機運を高めるために、御家庭でもぜひ話題にしてみてください。
あいさつは何のために?
「あいさつは何のためにするの?」
このことをいろんな人に尋ねてみると、おおむね次のような答えが返ってきます。
①心と心を通わせるコミュニケーションのため
②お互いが気持ちよく過ごすため
③相手を思いやり,相手への気遣いのため
④仲良くなるため
いずれも人と人とがつながる上での最初のアプローチとしてあいさつは重要だと捉えているようです。
人は社会的生き物ですので、存在を人に認めてもらい、つながることで生きていくのです。
心理学者マズローの「欲求五段階」では、人は下位の欲求が満たされないと上位の欲求を満たそうとしないそうです。
「承認欲求」は下から4番目の欲求で、その上位は「自己実現欲求」です。
「自己実現欲求」は自分をもっと成長させたいという欲求ですので、そこに到達するためには認め合いの「あいさつ」が不可欠です。
朝の交通指導で
第二小学校区では、子どもたちの登校時間に各所で、様々な方々が交通指導をなさっています。
その交通指導をなさっている方々から、4月当初は、「最近あいさつの声が小さい」「こちらからあいさつをしても返さない」など課題となるような情報を数多くいただきました。
最近では、逆に「遠くの方からでもあいさつしてくる」「明るくあいさつする」「立ち止まってあいさつする」などプラス面の声を多く聞くようになってきました。
たいへんうれしい変容です。
この日は、とても気持ちのよい朝となりました。
子どもは、褒められるとさらに次の目標に向かってがんばりますので、できるようになったことを子どもたちとも共有しながら、次のステップに進んでいきたいと思います。
立ち止まってのあいさつや横断歩道で車に止まっていただいた時のお礼のあいさつ等できる子どもたちが増えてきています。
心のこもったあいさつができると自分も相手も,もっと気持ちよくなります。
今後もあいさつを中心としたマナーアップを心がけていきたいと思います。
Topics 素朴な疑問、「おはようございます」は朝何時まで?
私自身は、自分の感覚で午前11時くらいかなと思ってこれまで過ごしてきました。
NHKによると、9時までの「おはようございます」は問題なく使えるようですが、10時となると3分の1くらいの人が違和感を感じるそうで注意が必要なようです。
どちらにしても相手あってのものなので、相手の意を尊重して「おはようございます」と言われれば「おはようございます」と返し、「こんにちは」と言われれば、「こんにちは」と返すようにしています。
考えるとあいさつも奥深いですね。
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